スイカとイコカという鉄道用のカードがありますが、私は持っていません。
■スイカ、イコカを持たない理由
1.だいたい、人から無利子でお金を借りておいて(チャージさせておいて)、発行手数料や紛失時の再発行手数料をとること自体が傲岸不遜です。
2.非接触媒体ですから、スキミングされる危険性があります。
3.スイカポイントクラブやスマートイコカなどでポイント還元されますが、0.5%〜1%とゲキ低です。
定期券としてならそのための割引がつきますが、定期でないスイカ、イコカなど何のトクもありません。
4.自動改札で普通のキップと併用できない。
これは便利でオトクだった Jスルーカードを撲滅するだめに作られたと私は思っています。
■ Jスルーカード(故)の利点
1.自動改札機で切符との併用が可能であった点。重ねて通せば通れました(ただし、自動改札機では併用できる切符は1枚まで)。
長距離分割の技や安売り切符併用の技などが使えて、私は往復 3000円のところをいつも 1787円弱で行っておりました(2枚の安売り切符とJスルーカードを併用)。
2.券売機で券を買わなくてすんだ。これはイコカやスイカに引き継がれていますが、時間節約で最大の利点かもしれません。
3.安売りショップで割り引きで買えた。
それに比べて、イコカやスイカは手数料分割り増しになっています。人からお金を借りる(チャージさせる)ならせめて金利分は返還するのが強欲なユダヤ人でも常識の行為なのに・・・
4.他人との間で譲渡が可能であった。
無記名ですから当然。
友人から小銭を借りるときの担保などに有効活用。
5.行動を追跡されない
スイカとイコカは行動記録が残ります。
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ということで、40%割引当たり前の昼得キップとの併用ができないスイカやイコカなどは、Jスルーカードさえあれば全く不要の存在です。
なぜこんな利用者に不利になるようなものを導入したのか。
JR の最大の目的は、割引キップの使用を減少させるためだったと思います。そのために併用しづらいスイカ&イコカシステムを普及させたと思っています。
しかもその導入のために利用者に手数料を払わせて・・・盗人に追い銭では?
そのあおりを食らって、Jスルーカードは消滅したのでした。
ということで、Jスルーカード亡き今、私はいつも乗る駅の回数券を何種類か買っておいて組み合わせて使っています。いちいち券売機で買うのはリスクがあります(行列のため電車に乗り遅れるなど)。
ときどき4枚同時併用するときがあります(精算機では3枚以上は受け付けないので、有人改札を通ります)。駅員の顔が「オヌシデキルナ」と言っているようで、結構誇らしいですよ。
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